37.5℃の壁

働く母たちの天敵といえば…

ONETSU‼︎

お – ねつ

そうです。お熱です。

保育園児を持つ親の前には必ず立ちはだかる、37.5℃の壁。

「保育園の洗礼」という言葉が物語るように、その壁を越えられないことは珍しいことではありません。

集団生活では避けられない、風邪をはじめとした流行ものの細菌やウイルスのシェア。こればかりは皆お互い様なので、そうして少しずつ免疫をつけて強くなっていくしかありません。園で何か流行っているときなんかは特に。手洗いうがいなど、できる対策はしますが、感染するしないはもはや運!とも思っています。

誰が悪いわけでもないし、避けられないこと。
でも、気持ち的には割と参る、子供の発熱。

子供のいる生活は、子供の体調が良好であっても大人の思い通りにはいかないことばかり。
そこに体調不良が加わると、本当に何もかも思い通りにいかないわけで、、
それが何日も続くとなると、、ね、、、(白目)

さらには、マスクをして過ごさせるわけにも、接触を避けて生活するわけにもいかない幼子の看病は、飛沫を浴びまくり…鼻水や涙やよだれに幾度となく触れ…ぐずれば抱っこしてなだめ…といった具合に濃厚接触不可避。最終的に自分も熱を出してダウン、、、というのもママあるある。
(余談)ママほど接触していないはずのパパが先にダウンして、微熱で死にそうになっているというのもまた、あるあるよね。←

(大体の共働き夫婦において、子供の発熱で、職場の同僚やお客さまに頭を下げて仕事を休んだり早退したりするのはパパではなく、いつもママよね…という共働きあれこれ話まですると収拾つかなくなりそうなので笑、今回はその件については触れずに行きます!)

働く母においては、
有給取得の努力義務といった国の施策とは無関係な世界で生きていると言っても過言ではありません。

与えられた有給休暇を
たまの息抜きのために使う余地はなく、
発熱対応、予防接種、乳幼児健診など我が子に捧げる有休は努力せずともすぐに取得しきる。
療養期間や待機期間のある感染症にかかれば登園できない期間が長い上に、その手のウイルスにきょうだいや家族が時差感染しようもんなら仕事ができない日はさらに続き、有休はあっという間にマイナスに。

(個人事業主のカメラマンに有休の話なんて無縁と思われるかもしれませんが、実はちょっと前まで私も会社員だったのです。退職するときには消化するほど有休なんて残っていなかったですけどね。その話はまたいつか…!)

毎朝、保育園に預ける前はその日の予定を頭に浮かべながら祈るような気持ちで検温。
いつもと変わりない元気な様子でも、実は熱があるなんてこともよくあるからドキドキ。

体温計の数字が37度を超え始めると、高鳴る胸の鼓動。

止まれ…止まれ…止まってくれ…
と体温計に念を送る。

ここをクリアできるかが、その日1日の過ごし方とメンタルを大きく左右する。

クリアできなければ、予定は全てキャンセル。仕事の関係各所にお詫びの連絡。

行列のできる週末のほうとう屋(ローカルネタ笑)顔負けの行列ができる小児科に駆け込み、長い順番待ちを経て診察を受け、ウイルス検査を嫌がる子供を押さえつけ、薬をもらうのにまた待ち、調剤薬局隣のドラッグストアで子供に何かしら買わされ、半日が終わる。(ここまでで既にHP削られまくり)

朝の検温をクリアできたとしても、私にはドキドキする時間がもうひとつ。
それはお昼寝後、園で行われる午後の検温時間。
保育園から発熱呼び出しが来るのは大体午後。
朝元気に登園したのに、午後急に発熱ということも多々。

スマホよ鳴るなよ…
と念を送りながら過ごすお迎えまでの時間。

小さな子供を抱えながら、思い通りに働くことの難しさ。
働けるって当たり前じゃなくて、ありがたいことなんだと実感する毎日です。

もちろんそれは
子供の体調の良し悪しに限った話ではなくて。

お仕事「が」できること
お仕事「に」できること
の背景には、感謝すべき人や感謝すべき環境がたくさん。
当たり前と思わないことを、当たり前にしていきたいなと思います。

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