つい先日、我が子の七五三詣りを皮切りに、私の七五三2025がシーズンイン。
ありがたいことに本当にたくさんの撮影予約をいただき、繁忙期突入しております。
カメラマンとして、お客さまの七五三記念を撮らせていただくようになって早2年経つ中、初めて自分ごととなった七五三。親として我が子の七五三を迎え、いろいろ思うところあり、母として、カメラマンとして、お客さまに寄り添いたい気持ちが一層強まりました。
我が子の七五三詣りにて
神主様が読み上げる祝詞にあった
(親は)子を授かってから
日が照れば、陰となり
雨が降れば、傘となり
今日まで我が子を守ってきた…
というような一節。
(私の言葉に変えてるけど、大体こんなようなことをおっしゃっていたはず)
子を持つ親となって数年。
思い描いていた親像の理想と現実とのギャップに思い悩むことも少なくない。
今日こそは…と思うのに、懲りずに幼子相手にイライラしてしまう自分が情けなくて、子供たちに申し訳なくて、親としての自分に×や△をつけがちな私たちだけど
今日に至るまで
時に陰となり、時に傘となり、我が子を必死で守ってきたじゃん。
子を授かった時、出産した時に
誰かにそうするよう言われたわけでもなく
ごく自然に、当たり前のように
笑ったり泣いたり怒ったり悩んだり眠かったり痛かったり気持ち悪かったりしながら、一生懸命がむしゃらに育ててきたじゃん。
朝は子が起きてくる前に身支度、掃除、洗濯物処理を済ませ
子を布団から引き剥がしながらざっくり体調チェック(触診及び目視)して
眠気覚めず15キロ超えの体重を全て私に委ねる子を抱えて慎重に階段を降り
朝ご飯を食べさせて着替えさせて髪を結んでやり水筒やお箸セットを用意して
祈るような思いで体温計を脇に挟み、朝の連絡を園に送ったらトイレを済まさせて
マイペースな子供たちのお尻を叩いてようやく玄関に辿り着き
チャイルドシートに乗せ、無事園に送り届け
一生懸命に仕事をして
今日の夕飯何にしよう、、、が頭にちらつき始めるとあっという間にお迎えの時間が来て
仕事を切り上げ迎えに行って
習い事の送り迎えをして
お風呂に入れて自分と子供たち3人分の体を洗い流し
自分はびしょ濡れ顔カピカピのまま子を拭き上げて保湿して着替えさせて
夕飯を食べさせて食べこぼしを拾い集めて
食器を洗って洗濯物を干して
度々起こるしょうもないきょうだい喧嘩の仲裁に入り
翌日の持ち物を登園バッグに詰め
歯磨きして絵本を読み聞かせ、眠りにつくまでそばにいて
2つ並んだセミダブルベッドの1つに母子3人でぎゅうぎゅう詰めになって眠り
かけてもかけても蹴られる布団を夜中に自然と目覚める度(産後は夜中に目覚めるのがデフォルト仕様の体になり、産後6年以上経つ現在も継続中)何度も掛け直しながら、身体が冷えて風邪ひいて熱を出しやしないかとまたヒヤヒヤしながら触診して(年中何かしらのウイルスに怯えてる)
娘が咳喘息の発作を起こせば、一緒に眠れない夜を過ごし
息子が成長痛で夜中に目覚めて泣けば、再び眠りにつけるまで膝をさすってやる
そんな我が子との日々の中
また怒ってしまったと落ち込み猛省する母の横で、今日もうるさいくらいに子どもたちは笑っている。歯磨きするにも寝るにも私を取り合って、どっちがママを好きかで揉めてる。(私のために争わないで←)
それでいいんだと思うことにした。
この先もきっと
反省してはまた懲りずに怒って、優しくない言い方して泣かせたりを繰り返しながら
1日の終わりにはいっぱいいっぱい抱きしめて
健やかな成長と幸せを切に願い
その身を刺すような日照りや雨から、君たちを守っていくよ。
そんな、親としての決意新たに、無事に我が子の七五三詣を終えました。(また再来年)
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